現在筆者はオーストラリア・シドニーに滞在中ですが、こちらにいる日本人の方から英語学習に関する相談を受けていると、「え!そんな基本的なとこもやってないの?!」や「おいおい、そのやり方じゃ効果出ないよ…」と、正直内心ビックリすることが少なからずあります。
英語学習は常に手探りで進めていくようなものなので、誤ったやり方で進めてしまっている人もきっと多いはずです。
という訳で今回は、英語を学んでいるすべての人に向けて「もっと早く知っていれば良かった…」と思う勉強法を3選紹介します。
今回は初級者向けに執筆していますが、英語に自信のある人もこの記事を通して、一度自分の英語学習方法を見直していただけると幸いです。
Kiyoshi(この記事の筆者)のプロフィール
・英語教師
・オーストラリア・シドニー在住
・国際系の大学・英米学科卒
・アメリカ留学経験あり
・TOEIC970
・翻訳歴10年
・元大手旅行会社勤務
①中学英語を徹底的に復習!
英語学習を進める上でまず最初に、そしてもっとも重要なのが「中学英語の復習」です。
「え!中学英語なんかでいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、中学英語の教材は英語学習において「宝の宝庫」のようなもの。
例えば「私にはヴァイオリンを弾く友人がいます」という文を中3で習う「関係代名詞」を使って英訳することができるでしょうか?もしすぐに訳すことができなければ中学英語が抜けている可能性があるので、復習してみましょう。
(↑ちなみに上記の文は I have a friend who plays the violin. と英訳できます!)
中学英語には英語を話す上でベースとなる重要な単語・表現・文法が盛り込まれています。実際に日常会話で使うのは中学英語で学ぶ内容がほとんどと言っても過言ではありません。
中学英語の教材はニューホライズン(NEW HORIZON)を使った人が最も多いのではないでしょうか?家に保管している人はそれを、捨ててしまった人はもう一度購入してもいいくらい英語学習において「最強の教材」です。
実際の復習方法としては、まず中学3年間で使った教材を全て揃えて、中学1年生レベルからざっとどんなことを学んだのか目を通しましょう。実際に学んだことのある内容なだと思うので、そんなに気負いせずにリラックスした気持ちで始められるかと思います。
この時に注目して読んでほしいのは「実際に英語で書かれている本文」です。本文が十分に理解できているか、自然な日本語に訳すことができるか、それを考えながら復習しましょう。途中で訳すのに自信がなくなる箇所が出てきたら、そこが弱点なので、付箋などでマークしておきましょう。
わからない箇所や複雑な文法に関しては、独学でネットなどを通して調べれる人はそれでもいいですが、最も簡単で手っ取り早いのは英語が得意な人に教えてもらうこと。
職場や友人、近所に英語が得意な人は少なくとも一人くらいはいるはずなので、その人に聞いて、教えてもらいましょう。その時に菓子折りやお小遣いを持っていけば対等な関係のまま教えてもらいことができるので、気負いせずに済みます(笑)
重ねて言いますが「中学英語」は英語学習におけるエキスが染み込んだような教材です。まずはこれをマスターすることから始めましょう。
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②発音を練習しよう!
個人的に発音矯正は後回しでいいと思っていますが、日本人の英語学習者の中には「綺麗な発音を身につけたい」と思っている人が非常に多いので、2番目に入れさせていただきました。
これまで教えてきた生徒さんからも「アメリカ人のような綺麗な発音の仕方を教えてほしい」とリクエストを受けたことがあります。日本人にとって「綺麗な発音」は一種のステータスのようなものなので、憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。
というわけで発音のトレーニング方法をいくつか紹介させていただきます。実際に発音を矯正すると自分の英語力に自信が持てて、その後の英語学習に対するモチベーションも向上するので、相乗効果が期待できます。
発音のトレーニング方法
実際に自力で発音を矯正する方法をご紹介します。
過去に「自力でネイティブ発音を手に入れる方法」という記事を執筆したので、こちらも合わせてご覧ください↓
⑴参考書の購入
まずは自分にあった参考書を見つけることから始めましょう。この時に考えてほしいのが「どの国の発音を勉強したいか」です。
英語は主にアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなどで話されており、国によって発音の仕方が異なります。特にアメリカ英語とイギリス英語の違いは歴然としていて有名です。
参考書の冒頭に、その本が扱う発音について記載があると思うので、それを参照しながら決めましょう。個人的に、日本人はアメリカ英語にもっとも聞き慣れていると思うので、特にこだわりがなければアメリカ英語を勉強することをオススメします。
⑵苦手な発音記号の練習
⑴で購入した参考書には英語の発音記号とその発声の仕方が記載されています。英語には合計40個以上の発音記号がありますが、その中から自分が苦手な発音をピックアップして学びましょう。
特に日本人が苦手とている発音は、thinkのθ、LとRの違い、FとVの発音方法などです。
下記のサイトは全ての発音方法について簡潔に記載があるので、こちらも参考にしてみてください。
⑶自分の声を録音
ある程度苦手な発音を克服できたら、次は自分の英語を録音して聞いてみましょう。
少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、自分の英語を聞き返すことで、自分の弱点や修正するべきところを発見することができます。
録音するのはiPhoneのボイスレコーダーで全く問題ありません。最初のうちは自分の声を聞き返すことの気持ち悪さに震えるかもしれませんが、これを乗り越えれる人だけが真の綺麗な発音を手にすることができます(笑)
慣れてきたら、iPhoneのSiriの設定を英語にして、自分の英語を聞き取ってくれるか試すのも非常に効果的です。
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③シャドーイングに挑戦しよう!
①と②がある程度達成できたら「シャドーイング」に挑戦してみましょう。
シャドーイングとは、いわば「オウム返し」のことで、聞いた英語を1〜2秒後にそのまま真似をするトレーニング方法です。
これは発音矯正、文法力・単語力向上に非常に効果のあるトレーニング方法と言われており、同時通訳の人も日々取り入れています。
シャドーイングの教材は①で使った中学英語の教材で問題ありません。
本文を読み上げてくれる音声が付属で付いていると思うので、それを聴きながらシャドーイングに挑戦してみましょう。繰り返せば繰り返すだけ、自分の発音・単語力・文法力が向上します。
以前にシャドーイングについての記事を執筆したので、こちらも参考にしてください↓
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おわりに
英語学習は終わりがないので、途中で「自分の学習方法は合ってるのかな?」と不安になることも多いかと思います。
そんな方達のために、今回の記事を執筆させていただきました。
なかなか英語学習がうまくいかないと自信を失くすこともあるかと思いますが、そんな時はまず自分を褒めてあげましょう。
英語を学んでいる、新しいことに挑戦しているだけでとてもすごいことです。
なにか個人的に相談、アドバイスがほしい方はぜひコメント欄に記載をお願いします!
それでは今回はこの辺で。
See you next time!