今回は英語を学びたい人必見!英語学種で重要な「i+1」の法則を紹介します!
■英語を学びたいけど、何から始めればいいのかわからない…
■自分に合った学習法って何?
■とりあえず参考書を買ってきたけど、途中で挫折してしまった…
上記のような悩みを抱えている人はいないでしょうか?
英語学習の方法は無数にあり、その中で自分に合った効果的な学習法を見つけるため、今回は言語学に基づいた「i+1」の法則を紹介します。
「i+1」って何?
まず「i+1」ってどういう意味だにゃ?
i+1(アイ プラスワン)とは言語学者のクラッシェン(Stephen D. Krashen)によって提唱された、言語を学ぶ際にもっとも効果的と言われている法則です。
i(アイ)は学習者がすでに到達している言語レベルを指します。例えば中学英語レベル・高校英語レベルなど。
そして +1(プラスワン)とは、その到達している言語レベルを少し上回る言語材料のこと。例えば英検2級の人が準1級を学習する、など。
クラッシェンは第二言語習得において、この条件がもっとも重要だと述べています。
重要なポイントは「+1」で、この言語材料のレベルが高すぎたり、理解不能レベルになると、学習者の言語処理能力がブロックされてしまうということ。
そのためにクラッシェンは、学習していてストレスのない環境がその学習者にもっとも適したレベルであると言っています。
ストレスのない学習環境の見つけ方
ストレスのない環境ってどうやって見つければいいの?
まずあなたの英語力を、リスニング力・リーティング力・スピーキング力・ライティング力の4つに分けましょう。
そしてそれぞれの自分の能力レベルを簡単でいいので書いてみましょう。
(例)
・リスニング 海外ドラマ「フレンズ」を字幕なしで80%理解できる
・リーティング TOEIC リーティングスコア 350
・スピーキング 語彙力は高いけど、ネイティブと話すと緊張してしまう
・ライティング 1週間に2〜3日英語で日記をつけている
これができたら、以下のような「+1」の負荷をかけた環境を目標として設定します。
(例)
・リスニング 海外ドラマ「フレンズ」を字幕なしで90%理解する
・リーティング TOEIC リーティングスコア 400を目指す
・スピーキング ネイティブと1週間に1回は話す環境を作る
・ライティング 1週間に3〜5日英語で日記をつける
この際に注意して欲しいのが、この設定した目標によって「あなた自身がストレスを感じるかどうか」です。
クラッシェン曰く、「ストレスを感じる」=「+1」以上、もしくは理解不能レベルなので、その瞬間、言語処理にフィルターがかかり、学習をブロックしてしまいます。
ストレスを感じていると自覚した瞬間、目標ももう少し下げてみましょう。
快適に学習できる環境まで下がったら、それがあなたに合った最適なストレスのない学習環境となります。
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おわりに
「ストレスの感じ方」は人によって異なります。
大きな負荷によってやる気を出す人もいれば、小さな負荷を好む人もいます。そのため学習者の「性格」も言語学習に大きく影響を及ぼすと言ってもいいでしょう。
クラッシェンの提唱した「i+1」をぜひ英語学習に取り入れてみてください。
それでは今回はこの辺で。
See you next time!