今回は自己啓発本として有名な「嫌われる勇気」の英語版について紹介します!
自己啓発の源流として社会現象まで巻き起こした「嫌われる勇気」(岸見一郎氏・古賀史健氏の共著)の英語版があるのをご存知でしょうか?
日本語のオリジナルの作品がそのまま英語に翻訳され、今や世界中で読まれています。
今回は英語版「嫌われる勇気」で使われている表現などを紹介します。
\【公式】スタディサプリで楽しく英会話を学ぼう!/
「嫌われる勇気」は英語で?
まずタイトルにもなっている「嫌われる勇気」ですが、英語版は以下のタイトルになっています。
嫌われる勇気 = The courage to be disliked
これは日本語のタイトルをそのまま英語に訳した感じですね。個人的には日本語のタイトルの方が内容をイメージしやすいので、好きです。英語版は少し堅い感じがする。
「すべての悩みは対人関係の悩み」は英語で?
アドラー心理学の根幹とも言える「すべての悩みは対人関係の悩み」という考え方。
人間が悩むときには、必ず「他者」の存在がある。他者と比べたり、他者を妬んだり、他者の目を気にしたり…と。そのことを再認識させてくれるのがこの「すべての悩みは対人関係の悩み」という言葉です。
そんなアドラーの画期的な考えは英語で以下のように言います。
すべての悩みは対人関係の悩み = All problems are interpersonal relationship problems
interpersonal というあまり聞きなれない言葉が使われていますね。これは「個人間の(に生じる)、対人関係の」という意味の形容詞です。
interpersonal relationship というと、「人と人との関係、関わり」というイメージがはっきり浮かび、個人的にすごくわかりやすいと感じました。
「課題の分離」は英語で?
人は悩むときに、自分自身で解決できる「自分自身の課題」と、自分ではコントロール不可能な「他人の課題」を混同するから悩む。
それを解決するためには自分と他者の「課題の分離」をするべきである、というアドラーの教え。これは英語で以下のように言います。
課題を分離する方法 = How to separate tasks
「切り離す」という意味の separate と、「課題」には task という言葉が使われていますね。
この部分は個人的に英語バージョンの方が好きです。簡単な単語でイメージしやすく感じます。日本語の方は専門用語っぽく感じる…。
「共同体感覚」は英語で?
アドラー心理学の到着点として知られている「共同体感覚」という教え。
人は共同体(コミュニティ)の一員として、自分が誰かの役に立ち、貢献できていると実感することで、初めて自分の居場所を見つけることができる。そしてその時「幸せ」を感じることができる、という考えです。
英語版では以下のように表現されています。
共同体感覚 = a feeling of community
これも英語版の方が分かりやすいですね。簡単な言葉で覚えやすいと思います。
今回は「嫌われる勇気」の英語版について紹介させて頂きました。
僕はアメリカ留学中にこの本に出会い、それからすっかりアドラー心理学をファンになりました。
人を成長させてくれる言葉が溢れていて、衝撃を受けたのを覚えています。
日本語版と英語版を読み比べてみるのも面白いです。
みなさんもぜひ読んでみて下さい。
それでは今回はこの辺で。
See you next time!
\【公式】スタディサプリで楽しく英会話を学ぼう!/