アデルが6年間の沈黙を破り、帰ってきました!今回は最新曲を解説します!
どんな曲?
この曲のテーマは「破綻した夫婦生活」と、「息子への弁解」です。
2017年に結婚を発表したアデルですが、2年後の2019年には離婚が報じられました。
現在は9歳になる一人息子のアンジェロ君と一緒に過ごしています。
そんなアンジェロ君も、本来いるべきはずの父親がいないことを寂しく思っており、この曲はそんな息子に対して書かれた楽曲です。
離婚に至ってしまったけど、私は自分なりの努力をした。どうか責めないで欲しい。
彼が大人になったとき、母であるアデルの立場を理解し、共感してくれることを望んで書かれた一曲です。
(↑曲は1:39あたりからスタートします)
■曲名:Easy On Me
■アーティスト名:Adele
■日本語訳:Kiyoshi
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There ain't no gold in this river
That I've been washin' my hands in forever
I know there is hope in these waters
But I can't bring myself to swim
When I am drowning in this silence
Baby, let me inこの川に宝物なんて残されていない
私がずっと手を洗い続けているこの川には
水の中に望みはあるはずなのに
いざ泳ごうとすると怖いの
沈黙の中で溺れかけているんだから
ベイビー、どうか中に入れてよ
river(川) は「アデルと元夫・サイモンとの関係」を指していると言われています。
サイモンとの離婚を経験したアデルは、彼との関係に gold(金)のような「価値あるもの」を探し出すことができませんでした。
また雑誌の取材でアデル本人がこの曲のテーマは「Divercing myself(自分自身との決別)」と答えていることから、river は「アデルの人生」そのものを指していると解釈することもできます。
wash hands(手を洗う)は、ここではその後に出てくる swim(泳ぐ)の対比として用いられています。
本来なら結婚生活という「川」にどっぷりと全身を水に浸けて、スイスイ泳ぎたいのに、恋愛に臆病になっている彼女はそれができず、手を水に浸すことしかできません。
また wash hands には「足を洗う」という意味もあり、サイモンとの関係から足を洗おうとしているとも解釈できます。
それでも hope(希望)を持っている彼女は川に飛び込もうとするけど、躊躇ってしまう…そんな様子が伝わってくるパートです。
Go easy on me, baby
I was still a child
Didn't get the chance to
Feel the world around me
I had no time to choose what I chose to do
So go easy on meベイビー、私を責めないでちょうだい
まだ子供だったの
知るよしもなかった
自分の周りで何が起きているかなんて
私の決断には選択の余地がなかったの
だから、お手柔らかにお願いね
このパートではアデルの息子であるアンジェロ君に対する弁解の気持ちを歌っていると言われています。
幼き頃に両親が離婚し、「どうして僕にはお父さんがいないの?」と母親であるアデルに問いただしてくるアンジェロ君。
そんな息子に対し、当時自分が置かれていた境遇を伝え、どうか理解してほしいと懇願しています。
また、以下の人物に対して歌っていると考察することもできます。
- 元夫であるサイモン(充実した夫婦生活を送れなかったことに対する弁明)
- アデル自身(離婚を経験し、自責の念に囚われている自分自身の気持ちを軽くするため)
- 世間一般の人(離婚や息子の不遇に対するバッシングをしている人に対し、責めないで欲しいと伝えている)
上記の人に対して Easy on me(優しくしてちょうだい)と言っているとも考えられますよね。
聞く人によって解釈が異なる歌詞になっています。
There ain't no room for things to change
When we are both so deeply stuck in our ways
You can't deny how hard I have tried
I changed who I was to put you both first
But now I give upこの状況を打破できる余地なんてない
だってお互い自分のやり方を譲らないから
でも私の努力も認めて欲しい
あなたたち二人を最優先して、自分を殺してきた
でももう諦めたわ
ここは「うまくいかなかった夫婦生活」を歌詞にしたパートです。
異なる価値観を持っているにもかかわらず、アデルは夫と息子を最優先にしてきました。
自分を変えてまで努力してきたけど、結局うまくいかなかったので、今は諦めています。
そのくらい必死に頑張っていた自分を理解して欲しいと息子に言っています。
Go easy on me, baby
I was still a child
Didn't get the chance to
Feel the world around me
I had no time to choose what I chose to do
So go easy on meベイビー、私を責めないでちょうだい
まだ子供だったの
知るよしもなかった
自分の周りで何が起きているかなんて
私の決断には選択の余地がなかったの
だから、お手柔らかにお願いね
I had good intentions
And the highest hopes
But I know right now
It probably doesn't even showきっとうまくいくって
私は高い望みを抱いていた
でもそんなこと
たぶんあなたは気づかないでしょうね
ここでは夫婦生活の初期の頃を思い出しています。
きっとうまくいって、みんなハッピーになれるという理想を抱いていた。あなたに寂しい思いをさせるつもりなんてなかった。
でもそんな気持ち、あなたには伝わらないわよねと、息子に向けて歌っています。。切ない。。
Go easy on me, baby
I was still a child
I didn't get the chance to
Feel the world around me
I had no time to choose what I chose to do
So go easy on meベイビー、私を責めないでちょうだい
まだ子供だったの
知るよしもなかった
自分の周りで何が起きているかなんて
私の決断には選択の余地がなかったの
だから、お手柔らかにお願いね
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おわりに
アデルの曲はやっぱり深い!
訳しながら感情移入してしまって、アデルの母親としての気持ちが痛いくらい伝わってきてうるっときました。
アンジェロ君がこの曲を聞いた時、どう思うのかが気になります。
それでは今回はこの辺で。
See you next time!